早川 徹
弐段(岐阜太田道場)2013年3月3日取得
この度、公認審査受審の機会を与えていただき、ありがとうございました。大石代悟最高師範、太田師範に心からの御礼を申し上げます。
太田師範より弐段の審査の話をいただいた時は、正直戸惑いました。数年前に初段を取得しましたが、正直、自分自身が極真の黒帯レベルに達していると思えず、まだまだ稽古が足りないと感じていました。それでも覚悟を決め、2013年の公認審査会に向けての稽古を始めました。補強がそれ程得意でないため、50回×5セットをコンスタントにできる様、定期的に補強の稽古を行いました。最初は3セットがやっとでしたが、少しずつ回数が増え、なんとかこなせる様になりました。
型、組手は、日曜日の稽古で太田師範より直接指導を受け、少しずつ自分の体が充実していくのが判りました。また、年明けからは太田師範とのマンツーマンのミット稽古、道場生が協力してくれた連続組手稽古のお陰でスタミナも充分ついた感じがしました。ただ年齢的にも若くはないため、私生活においても体調管理に気をつかい、習慣であった晩酌を控え、風邪等をひかない様気をつけ準備万端で臨むはずの審査会でしたが、ここで精神的な脆さが出てしまい、前日の夜あまり眠る事ができませんでした。
審査本番では、準備体操時点で注意を受け一挙に緊張が高まってしまいました。その後の基本、型等も変に力んでしまい型においても注意され審査の途中ながら上手に出来なかった事への後悔の気持ちで一杯になりました。それでも20人組手はなんとか完遂しようと挑みましたが、やはり7、8人目でスタミナがきれ、ボディの攻撃もかなり効くようになり10人を超えてからは立っているのがやっとの状態でした。それでも、道場生の方々家族の声援に支えられながら完遂する事ができました。
あまり良い出来ではなかったですが、同じ道場に通う子供達に頑張る父親の姿を少しでも見せる事ができたと思います。また、道場生の方々にも稽古での協力をしていただき、非常に感謝しております。
「極真空手」という大きな山を転んだり時には後戻りしながら少しずつ登ってきましたが、ようやく1、2合目あたりに辿り着いたにすぎません。頂上は遥か彼方ですが、少しずつ登って行こうと思います。