吉田 正男
初段(熱海道場)2013年3月3日取得

はじめに、このたび大石最高師範より初段の段位をいただき、心より御礼申し上げます。また、日頃から指導してくださる山口先生や、稽古をともにしている熱海道場の方々にも感謝しております。

自分が極真空手大石道場に入門したのは今から12年前、息子の入門がきっかけでした。数回見学しているうちに、自分は学生時代に柔道をやっていたこともあり道着を懐かしく思うとともに、空手を習いたいという熱い気持ちがこみあげてきました。稽古に参加して基本・移動・型・組手が少しずつ出来るようになってくるともっと覚えたい、もっと強くなりたいという思いが増し、さらに熱が入りました。現在に至るまでその気持ちは変わらず、稽古が終わった時の充実感や爽快感は何ものにも代えがたい財産となっております。

今年48歳になり年齢的に黒帯挑戦は少し難しいかなと思いながらも参加した夏の合宿で、大石最高師範から戴いた言葉が深く胸に残り今回昇段審査に挑戦いたしました。

「私が七十人組手を完遂したのが48歳だった。今の吉田さんと同じ年齢だったのだから次の十人組手は頑張りなさい。」という言葉が、自分の甘えや迷いを断ち切ってくださいました。

初段と七段、大石最高師範には遠く及びませんが同じ48歳で臨む昇段審査にむけて、稽古に励みました。

昇段審査では大石最高師範の型や足技を間近で見て気持ちが奮い立ち、緊張と不安の中でも自分なりに納得した型ができたのではないかと思います。十人組手では、途中体力がなくなり満足のできる内容ではありませんでしたが何とか完遂することができました。山口先生や応援にきてくれた道場の仲間の声援が聞こえ、大きな力となり大変感謝しております。

また、都合により審査会場には来られなかったけれども、日頃より自分の空手活動に理解と協力をしてくれている家族にも大いに感謝しております。

最後に、今回の昇段審査を経験し、いっそう稽古に精進していこうと決意を固めました。また、極真の黒帯として心技体を磨くとともに、この素晴らしい極真空手の普及、発展に微力ながらも努めて参る所存です。

ありがとうございました。