佐藤 高貴
参段(北海道 佐藤道場)2013年3月3日取得
今回、公認審査を受審させていただき、また参段への昇段を認可していただいた大石代悟最高師範に心よりお礼申し上げます。また、大石道場師範の皆様、関係者の皆様ありがとうございました。
極真空手に入門してから、間もなく26年が経とうとしています。極真空手に出会わなければ今の自分は無く、まったく別の人生を歩んでいたかと思います。極真空手を通じて色々な出会いが有り、試練が有り、一般生活では味わうことのできない、様々な経験をすることが出来ました。
現在、道場代表として北海道の根室市、釧路市、中標津町に道場を開設し、道場生と汗を流す毎日を過ごしています。自分から空手を取ると何も無いんだなと、つくづく感じています。
公認審査を受審するにあたり、その場に立つにふさわしい稽古を積む事を第一に考えました。大会に出場していた選手時代を思い出し、自分なりに全ての稽古の量を意識して、一年ほどかけ審査に向けての稽古を積みました。年齢を重ねるとともに、回復力の低下、体の故障等、コンディションの調整に頭を悩ませましたが、審査まで自分なりにやる事をやったという思いで、審査当日を迎えることが出来ました。
当日は、今現在の自分の力を精いっぱい出す、と心に誓って臨みました。
大石最高師範の挨拶から始まり、準備体操、基本、型、補強、組手と審査が進んで行きました。型の審査では、自分のいたらない部分を最高師範に指導していただきました。今後の稽古で意識して取り組んでいきたいです。組手では、大石道場の黒帯・茶帯の実力者たちと組手を行う事が出来、戦っている最中は、大会会場で試合をしている感覚、選手時代の熱い気持ちを思い出させてもらいながら、30人と戦う事が出来ました。大変良い経験が出来ました。
良かった所も悪かった所も含めて、これが今現在の自分の実力と受け止め、これから参段位にふさわしい実力を身につけられるよう稽古を重ねていきたいと思います。また、世界総極真の一員として、一人でも多くの人達に空手の素晴らしさを伝えていきたいと思います。「武道の最前線は毎日の道場稽古。」大石最高師範が日頃仰っている言葉を胸に刻み、これからも本物の空手家を目指し、日々の稽古を大切に努力・精進していきます。
最後に、いつも色々と気遣ってくださる髙橋幸男師範、石川秀樹先生ありがとうございました。休日返上で、自分の稽古に付き合ってくれた道場生の皆さん、いつもサポートしてくれる妻、笑顔で送り出してくれた子供達、皆の力で無事公認審査会を終える事が出来ました。
この場を借りお礼申し上げます。ありがとうございました。
押忍