小野寺 丈
初段(静岡本通道場)2012年3月25日取得

4歳の誕生日と同時に入門し、13年目にして昇段審査を受けさせていただけるまでの間には、いろんなことがありました。道場の組手で兄にボコボコにされ、車の中でいつも泣いていました。それから、絶対にいつか見返してやろうと、道場で自分なりに考えて稽古するようになってから、今までで勝てなかった試合で徐々に勝てるようになり、中学1年で初めて優勝できました。中学生の時は、稽古はきついし疲れるし、ただやらされているだけでした。

高校に入ってから、長澤師範に高校卒業するまでには昇段審査を受けさせるといわれ、受けるからには、自分なりに一生懸命稽古をして受審しようと思いました。

当日になり、普段よりも基本、型がきつく、十人組手の時はすでにヘロヘロになり、何度もやめたいと思いました。しかし、今まで稽古をつけていただいた長澤師範や一緒に稽古に付き合ってくれた仲間を裏切りたくないと思う気持ちで、何とか十人立っていることができました。二回も十人組手をやらせていただきました。最初は二回もやりたくないと思っていましたが、やり終えてみるとそれが自分の自信に繋がり、良い経験をさせていただきました。

これからも、チャレンジ精神を忘れずに日々努力していきたいと思います。

押忍