淺田 良員
弐段(静岡本通道場)2013年3月3日取得
一燈照隅 万燈照国
自分が初段を取得させていただいたとき、長澤師範から黒帯を締めるということはどういうことかと次のような言葉をいただきました。
「自分がこの帯を締めることにより、極真空手のレベルを上げる」そんな気持ちを持っている人こそ黒帯を締める資格があります。そしてこの帯は記念品ではなく、後に続く道場生の模範となる者が締める帯です。
自分としての答えを出すべく、第一回チャレンジカップin河口湖大会に出場させていただきました。一般上級の試合の壁は厚く大変なものでしたが良い経験をさせていただき、己の空手道人生をゆるぎないものにすることが出来た貴重な大会でありました。また日頃の稽古の重要性を再認識することができた事も大きな収穫でありました。
このたび公認審査会を受審させていただくにあたり、今の自分に何が足りないのかともう一度初心に戻り稽古する中で、七年前を振り返り大石最高師範より御指導いただいた時の言葉を回想し、「人が振り向こうが振り向くまいが、そんな事は問題ではない。ただ一途に自分の真心を尽くすことが重要である」と教えをいただいたことを思い出し、今自分のできることを全力で挑戦させていただきましたが、基本・型・補強・連続組手と自分の弱さを多く知ることとなった審査会でした。明日からの稽古で修正していきたいと心を新たにし、空手道はもとより私生活の中でも一隅を照らすような行為を心掛けたいと、心に刻みました。大石最高師範が指導の折に発せられる言葉は、自分にとっての留魂録そのものであり、日々の生活の中で培っていきたいと思っています。
最後になりましたが、大石最高師範をはじめ各師範方、先生方、各道場の方々、長澤師範、応援していただいた本通道場の皆様、ありがとうございました。
押忍